相手軸
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社会軸 ← 自分軸
昨日は「相手軸」の育て方を少しお話しさせて頂きましたが、
今日は「自分軸」の育て方についてちょっとだけお話させて頂きますね。
もちろん、明確な育て方は一人一人違ってきますが、
昨日同様大まかなことだけに特化したポイントをお伝えしようと思います。
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数年前ご紹介で自分軸の女性がいらっしゃいました。
その方は相手軸の妹さんが2人ご両親はどちらも社会軸でした。
年配の社会軸の方は世間体というものをとても大切にします。
その方のご両親も同様、近所の人に恥ずかしくない振る舞いをしなさい。
ということをとても大切にする子育てをされていました。
自分軸は 出来た!と体感することがモチベーションで自信の原点です。
目標設定をして、そこまで行けるよう叱咤激励されることで愛情を感じます。
真剣に叱ってくれたり、出来たら次の課題を与えてくれたりということを繰り返していく方法で向き合ってくれることを好みます。
だけれど、この彼女のご両親は放任して自分で考えなさい!と言わんばかりの放置をしつつ自分に向き合わず世間体ばかりを気にすると彼女は感じていました。
この関わり方に対して
自分軸の彼女は私のことなんてどうでもいいんだ・・・
と思って育ちました。
しっかり観察していてくれて、、、
昨日よりここが出来ている!でもここが出来ていないのはどういう理由だろう?一緒に考えてみようか!
ん~わかんない。
そっか!やったことがないから分かんないんだね。じゃーこれが上手く行ったときはどうやった?
いっぱい書いて覚えた!
そっか!じゃー今度もまず書いてみようか!
うん!やってみる!
こんな感じで出来たことを評価して、出来てないことを具体的に考えてくれる
という関わりをしていたら、モチベーションも上がったでしょうし、それに結果がついてくれば自信が持てていたことでしょう。
でも小さな結果は褒めない年代物の社会軸、だからと言って方法を教えてくれるわけでもない、、、そんな親御さんに愛されていないと感じながら彼女は育っていました。
「親に認められていない」と思い成長したお子さんの自信を育てることは
とても難しい。
自信のあるお子さんは好奇心を持って色々なことに挑戦することが出来ますが、そうじゃないお子さんは 挑戦=不安 となって、いざというときに弱気な選択をします。
そんな彼女もお年頃になりプロポーズをされたそうです。
タイプでもないし、そんなに好きになってもいなかったけれど
こんなに私のことを好きだと言ってくれる人がこの先出て来るわけないから
結婚をしよう!と決意したそうです。。。
が!
自分軸の特徴として自分にウソがつけません。
美味しくないものを美味しいと笑顔で言える人もいますが、
自分軸はそういうウソがとても苦手です。
自分の感情に正直だと言って良いでしょう。
また自分軸は減点法で人を見ます。
そんな彼女は、結婚してからその人を好きなっていくということにはならず、
減点法が得意な自分軸さんの性質がどんどん発揮されて大嫌いになってしまい離婚をしました。
その後彼女が好きになった男性は
「旅人なの?」と質問したくなるくらい自由な人です。
スマホがある時代に江戸時代くらいのペースでしか連絡がつかない
彼の気持ちが乗っているときにいきなり訪れる。
一緒にいるときは楽しい、、、
でもそのときが終わるとまた音信不通・・・
そんな彼捨ててしまいなさい!!!と言うのは簡単ですが、
過小評価する彼女は捨てることが出来ませんでした。
結婚を決意したときは
こんなに私のことを好きになってくれる人はもう出てこない
と思って結婚を決めたけれど、それは失敗だったと気づき
今度は、、、
こんなに好きになれる人がもう出てこないんじゃないか!?
と思って他の人に目をやることが出来ずにいました。
自分軸は体験からジャッジして行動に移すので、過去の失敗から学んだとも言えますが、幼少期の育てられ方が彼女に合っていたなら、もっと自分らしく恋愛も結婚も仕事も楽しく出来ていただろうに・・・と思ったことを覚えています。
その後何回かセッションをしてその彼と別れることを決めるまでに至りましたが、
根本的に自信がないから、美しいし、強みも沢山持っているのに、自分の生き方を幸福なものにすることに時間がかかってしまいました。
駆け込み寺のように私のところに訪れる人がいますが、
根本的な自信は幼少期に養われるものです。
せっかく授かった宝物をその個性に合わせて愛してあげることが
パパとママの役割だと実感して育てて欲しいと願った一例でした。