PPFについて知る

PPFとは-About PPF-

PPFとは東洋哲学や天文学を用いて数千年もの間先人が作り継承してきた生年月日による統計学を基に、「コミュニケーション」と「自己実現」に特化して3万人のプロファイリングをして作られたメソッドです。

PPFと占いは違うのか?

PPFは診断に「生年月日」を使用することから、「占いなのでは?」というイメージを持つ方も多くいらっしゃいます。

確かに、PPFは四柱推命、算命学、個性心理学、オービス素質論、バースデーサイエンスと言った多くのメソッドと同じ表を使用しています。

では、PPFと占いは何が違うのでしょうか?

「占い」を国語辞典調べると「人の運勢、物事の吉凶、将来の成り行きを判断・予言すること」とあります。このように、占いにはタイプ分類に加えて「未来予言」的な要素が強く関わっています。

それに比べ、PPFは「未来予言」はありません。生年月日を用いた「分類法」に3万人超のデータをプラスして作り出した、「自己理解」に特化したメソッドです。

  • 占い:分類法を未来予言に使用
  • PPF:分類法+リアルデータを自己理解に使用

同じ生年月日なら同じ性格なのか?

いいえ。これは違います。

例えば占いで、生年月日だけではなく、画数や生まれた時間、場所等を掛け合わせてその人独自の未来予言を作り出すように、PPFは「今まで自分がどう育てられたか」「どのようなコミュニケーションをしてきたか」「どんな経験をしてきたか」というリアルな自身の経験によって、全く違う性格になります。

その人がどんな環境で、どう育てられたかが、現在ポジティブに出ているのか、ネガティヴに出ているのかをPPFを使って判断することができます。

逆を返すと、タイプに合った育てられ方や、コミュニケーション方法が分かれば、家庭や組織内でも円滑なコミュニケーションが図れたり、もし今自分が自分らしく生きていないと感じているのであれば、その捻れを改善する方法が分かります。

PPFが誕生するまで


私は20歳の時に大学を中退し、結婚出産を経験しました。若くして大きな決断をしましたが、結婚生活自体は長く続かず22歳で離婚に至りました。

一方社会生活においては営業会社に就職し、子育てとの両立に悪戦苦闘しながら、社内で賞を獲るような敏腕営業マンとして活躍をしていました。結果を出し、若くして多くの部下を持つリーダーとなったことで一見順風満帆なサラリーマン生活を送っていたのですが、自分が統括するチームのマネジメントの壁に撃沈させられました。

■言っていることが伝わらない
■私にとって普通のことが他の人には理解出来ない
■モチベーションを上げるためにミーティングをしても3日後にはやる気を失っている

等々…リーダーとして部下をどう育てればよいのか、当時の私は完全に路頭に迷っていました。

シングルマザーとして息子を育て、リーダーとして結果を求められる毎日に忙殺されていたある日、私はついに体調を崩しました。この時息子は6年生でした。

これを機に必死に頑張ってきた営業マンとしてのキャリアを捨て、これからは特に、自らがつまずいた「マネジメント」や「人の特性をよりよく理解する」ことを学んでみたいと思うようになりました。

信頼されていても使えないもの

まず人の特性を理解するために、心理学、統計学など「人を分類する」という観点で役立ちそうな分野を学ぶことにしました。今までそのようなことを学ぶ時間さえなかったので、実りある時間でしたが、様々な分野を学べば学ぶほど概念は理解できるものの「活用しづらさ」を感じるようになりました。

心理学にしても統計学にしても、変数が多く、生涯学び続ける哲学であると感じました。また、どの学者を支持してる、どの思想が好き等の偏りがあり、理解しなければならない範囲が広すぎることで「具体的且つ実践的に役立つもの」という観点で欠けていると感じていました。自らがプレイヤーとしてマネジメントに悩んでいたあの日を思うと、やはり「普遍的ですぐ使える・誰もが理解できる」ツールを求めていたのだと思います。

日々何か良いツールはないか?と模索しているときです。知人から「今村さんは○○タイプや〜」(関西人)と言われました。「何ですかそれ?」と聞くと生年月日を用いて人を分類する一種の占い?のようなものでした。そのときは少し関心を持った程度でしたが、1週間も経たないうちにまた違う人から生年月日を用いたツールの講座に行かないか?という案内をもらいました。何やら生年月日で人のタイプを分類できるらしく、さらにはそれを学んでいる人たちがいる。その正体を知りたい!と、即決してその講座に出向きました。

生年月日による分類法を知ったことで得た希望と挫折

結果私はその分類法を学び「インストラクター」の資格まで取りましたが、イマイチしっくりきませんでした。その理由は「分類するだけ」に留まっていたからです。

自身の分類結果には納得していたのですが、結果を使ってもっと具体的な活用方法を学べるメソッドを知りたい!と思ったのが本音でした。そんな方法があればきっとすっきりできるはず!と思い、他の分類法を教えてくれる先生も尋ねました。

結果、生年月日を用いた分類法は「分類」がメインで、それらを用いた具体的な人の育成方法や関わり方、自分らしく生きられていない人の戻し方を教えてくれるものはありませんでした。

ただここで1つ私に大きな発見がありました。それは、生年月日を用いて分類するこれらのメソッドは、どれも同じ表を使用しているということでした。2700年前からあるだの、2000年〜3000年前からあるだの、初期は石にそのデータが掘ってあるだの、とにかく太古から使われているたくさんの数字が書かれた表を、占い師さんやインストラクターさんが姿形を変えて使い、占い、タイプ論、分類メソッド等に使っているのです。

であれば、その表を誰もが簡単に読み解く方法を教え、さらに「分類」にとどまらずそれらを「活用」できるものにできれば、多くの人の役に立つのではないかと思うようになりました。

PPFの誕生

表を用いた分類の結果には納得していたこともあり、信頼感があったので先人が作ったこの表を基に、現代の人がそれらを活用できるよう、この表の「先」を作ってみたい!と思ったのがPPFを作ったきっかけです。

「先」を作るということはとても大変な作業でした。そもそもの表で分類した特性を、どのように社会とフィットさせていくのか。当時関わっていた企業の管理職や経営者の方々に頼んで、人事、営業、社内コミュニケーションなど色々なシーンに介入させていただきました。

  • 自信を身につける育て方・関わり方
  • 継続し易いモチベーション
  • 達成し易い目標設置と伴走の仕方
  • 結果に繋げる営業

それぞれ項目分けしたトピックに、組織にいる人々がどのようにアクションし関わってくるのかを具体的に見ていきました。人々の行動を見ては分類表と見比べ、データを増やしていくという地道な作業でした。

特性の大枠をとらえた後は、それぞれの特性をどのように会社経営やマネジメント、課題に活かしていくかを定義し、それが実際のシーンにフィットするかで更に強固な活用イメージに変えていきました。

例えば、企業の面接に同席させてもらい「タイプに合わせた興味付けをすると人は採用できるのか」であったり、直接営業の人たちに関わらせて頂き、「タイプに合ったクロージングのかけ方やタイミングを教えると営業結果は伸びるのか」、「組織で問題になっている人との関わり方を知ることでチームワークが高まるか」といった観点です。

様々な現場に出向き、生年月日を用いた「分類」をその場の課題・社会シーンに「活用」するということを繰り返しながら、10年3万人超のデータを取ることができました。この積み重ねで得た結果をさらに表に落とし込み、自分以外の人間が見ても理解できるスタイルにアレンジすることで、誰もが活用でき、実生活に活かせるメソッドへと成長していきました。

今ではカルテにタイプ別シールを貼り、患者さんとのコミュニケーションを円滑に図る病院があったり、一般企業では社員が辞めない組織づくりをするべく、管理職にPPFを浸透させたりと徐々に認知され始めています。

PPFの役割

PPFは先からお伝えしているように生年月日を用いてタイプを割り出していくものですが、タイプに合った関わり方をしなければ個性を強みに成長させることも出来ません。つまり、同じ生年月日であっても育て方で全く違う人間に成長します。

個性を強みとして発揮できている人がいる一方、自信がない人になったり、卑屈に人をねたみ羨む人にもなります。PPFでは生まれ持った性質に合った関わり方を具体的にレクチャーすることで、その人らしく成長し、自信を持ってまい進出来る人を増やしていくという使命があると考えます。

人を決め付ける為のツールではなく、また、占いのようにその都度生き方を指南するものでもなく、それぞれの個性を理解し活かし方や関わり方を具体的にレクチャーすることで、セルフマネージメントが出来るようになり、人に頼らず自分に合った選択と目的に向かう方法を理解し自立出来る人を増やしていきたいと考えます。

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