日曜の朝・・・
出かける仕度をしているとスマホが鳴って、ふと画面を見てみると
「竹内結子さん死亡」のニュース。三浦春馬さんのときと同じような
思わず声が出てしまうくらいの驚きでした。
子どもを産んだばかりの今、お仕事も順風満帆な彼女がなぜ
居なくなることを選ばなければならなかったのか、
PPFからのプロファイリングを少々お伝えしたいと思います。
4.8.11
アヒススセ
彼女のベースにある性質は相手軸の4番です。
相手軸4番の大きな特長は
・本物志向
・頼られることがモチベーション
PPF的分類は
・相手軸
・思考優先型
・リスク対応型
・映像脳
です。
結子さんは自分のためより家族のためや大切な人、頼りにしてくれる人の喜ぶことや、その人たちの困りごとを解決するということが大優先されます。家族のこと、特に子どもが大切な人です。それに合わせて、パートナーに尽くすので、常にプライベートでは自分よりお子さんやご主人を優先して考えることが彼女の常識だったでしょうし、それが本当の彼女です。どんなに自分を犠牲にしていても、ご主人が感謝の言葉を伝えてくれるだけで幸福感を高めることが出来る人でした。
また子どものことが心配で心配で。。。
何かあったら真っ先に教えて欲しいし、お子さんが少しでも元気がなければ、
どうしたの?何があったの?と心から心配をする優しく子煩悩なお母さんだったでしょう。
報道でも伝えられているようですが、仕事場など外部でも人に気を使う人です。
これは、家族のそれとは違って、、、
・揉め事が苦手
・生まれながらにしての形状記憶の笑顔
・笑顔が印象的だから、周囲が明るく優しい人だと思う
・人の思いに沿って行こうとする傾向の強い相手軸だからより笑顔で優しく振る舞う
こんな気持ちをベースに行動していたら、周囲とうまく調和が取れた。
よってどんどん人に気を使うようになる。
「家庭があまりよくないから今いる環境でうまくやっていきたい」
というようなことを20代の彼女が言っていたと何かで見ましたが、
身の回りの人から愛されているという実感が相手軸には重要になるので、
家庭に恵まれない場合、余計に人からどう見られているのかが大切になってくる。
生まれ持った「瞬間的に人を安心させるコミュニケーション能力」を活かして
関わる人に安心感を与えて居心地の良い居場所を作り上げていったのでしょう。
人のことばかりを考えている彼女は常に自分のことは後まわしだったでしょう。
口癖はきっと、、、
ううん^^大丈夫♫
明るく誰とでも瞬間的に仲良くなれる人たらしな性質と合わせて
「空気を悪くしたくない」
というのが彼女の大きな特徴です。
PPFでは「文字脳」「映像脳」という分類の仕方があるのですが、
最も大きな違いは「言って欲しい」「分かって欲しい」の違いです。
文字脳が当たり前に思うのは、心を許し相手にははっきり言って欲しいし、
仲が良いなら本音を言ってくれるのが当然と思うでしょう。
一方映像脳は心を許した相手に言わなくても理解して欲しいという気持ちを持ちます。
結子さんは映像脳です。映像脳の中でも最も人に気を使い、溜め込む容量の多いタイプの人なので、限界が来たときにはもう凄いことになっています。
そんなに溜めていたのか!?
そんな昔から?
そんなことまで???
というくらいの量と期間です。
文字脳、映像脳での違いは沢山あるのですが、ここでは割愛しておきます。
(PPF中級講座を受講されたことのある方はテキストを出して復習してみてくださいね。)
人は少なからずストレスの限界が訪れるといつもと違う状態になります。
・分かり易く苛立つ人
・子どものように聞き分けがなくなる人
・動きが止まってぐるぐる考え込む人
・絶対に失敗したくないと思い一人で解決しようとする人
・人の言葉が耳に入らず猪突猛進する人
・詰めが甘くなりどうにかなるでしょ~と思う人
・友達とワイワイしたくなる人
・一人殻にこもり自分で決断してしまう人
・損得勘定にシビアになり冷たい印象になる人
・思考の遊びが全くなくなり人を人をジャッジしまくる人
・全て自分で被って責任感で自分を傷つける人
そして
全て投げ出して消えてしまいたくなる人。。。
結子さんのPPFのタイプはこの最後のタイプです。
当然、同じ性質の人は山のようにいます。そしてそれは色々な形で
現れます。
あーもういいやーどうにでもなれー!
とせっかく作った会社を放り出したり、
あーめんどくっさ!
と家庭を捨ててホームレスになったり、
何だか記憶がなっくなったみたい~
あー聴こえない あー知らない あー何にもわかんない~
と究極の無責任人間になったり、、、
とても大切にしてきたのに、あっさり捨ててしまうということです。
捨てるものと捨てるタイミングによっては潔いなんて思われて
人生のリベンジに成功する人もいますが、大抵の場合はもったいないことになります。
結子さんの場合、一番もったいない選択をしてしまったということです。
吐き出せる人がいたなら。。。
迷惑かけてもいいんだ!と思える相手がいたのなら、
もしかすると彼女は違う選択をしていたのかもしれません。
その前に、、、
きちんとしていなくてもいいんだ。
私は存在するだけで愛される価値がある。
という思考が植え付けられていたのなら、そもそもそこまで良い人になっていなくて
そこまで溜め込んで自分を追い詰めることがなかったでしょう。
三つ子の魂百までと言いますが、家庭環境が良くなかったという彼女は、
相手軸にとって必要な愛され方をされていなかったのでしょう。
そして年を重ねる中で、相手軸らしく愛されていると思える出会いがなかったから幼少期の間違った育てられ方を修正することが出来なかったのでしょう。本当にもったいない!こんな風に命を絶つ人を少しでも減らせればと思い、ブログにしました。
生まれるということはそれだけで奇跡です。
その奇跡に感謝さえできれば、
私たちは幸せになる義務があることを理解するでしょう。
ご冥福を祈りつつ、今ある命を大切にしていきたいと思います。