昨日久しぶりにお会いする方とお仕事に関するご相談で
セッションをしたのですが、終わりの方でお子さんのことを少し
お勉強が苦手ということは以前から聞いていたのだけれど、
今テレビを観ていて気付いたことがあったので
少しお伝えしたいと思います。
高校時代私は「日本史」の時間が好きでした。
それは先生の教え方が私に合っていたからです。
PPFの分類の１つ
「文字脳」「映像脳」というのがあるのですが、
私は映像脳なのでイメージ出来ると頭の中に収納が出来ます。
高橋先生（日本史の先生）は絵本を読むように授業を進めてくれたので
授業は映画やドラマを観るように私にとってはある種娯楽でした。
「ここは試験に出るからねー」
と言われて暗記をする場合、私たちのような映像脳の人は
収納スペースが小さくなってしまいます。
でもイメージ出来たことを収納するのはくらべものにならないくらいの
スペースが存在します。
私で言えば、大抵の有名人のPPFのタイプを覚えています。
昨日お会いした方のお母さん・息子さん（会ったことのない人）
のタイプも覚えていました。
これはイメージをしながらその方の話を聴いてから
頭の中に収納したからです。
授業で言えば・・・
応仁の乱は1467年 なんて覚え方をしたのを思い出しますが、
権力争いがどのように起こってそこにはどんな人が登場したのか？
ということがドロドロ権力争いのドラマのように話してくれたら
映像脳の私は全て覚えていたし、覚えたいと積極的に思えたのでしょう。
PPFの分類の方法をもう１つ今日はご案内しちゃいますが
「行動優先型」と「思考優先型」
という分類の方法があって、この分類によって
スムーズに行動に移せる指示の仕方が違います。
昨日お会いした方は行動優先型で、そのお子さんは思考優先型です。
先ほどテレビを観ていて「！」と思ったのはこの分類でした。
「百人一首の作られ方」を観ていたですが、小学生の頃
百人一首を１つ覚えてくるという宿題が出たとき、
意味の分からない昔の言葉を覚えるというのが私にとって苦痛なことでした。
おそらく先生は覚えてしまえば、そこから徐々に意味は理解出来ると
考えたのでしょうが、この先生の教え方は
「行動優先型」に対する教え方です。
学校生活全てを思い出すと私はこの行動優先型の先生にあたると
勉強が楽しくなくなっていたように感じます。
思考優先型は意味や意図が理解出来ると
覚えたいという前向きな気持ちになれます。
だから百人一首は当時の恋を伝える道具で、lineもＳＮＳもない時代
そして「直接告る」なんてことをしない時代に和歌を詠むとか
詩で告るのが主流だったんだ！と教えてくれていたら
「へー！面白いかもー＾＾」と思ったかもしれません。
そしてそんな時代だって恋多き人は結構いて、
不倫している奴も結構いて
女好きな奴、一筋に1人の人を愛する人もいて、、、
この時代の良く分からない言い回しを覚えると
その時代のそんな奴らの気持ちや性格・関係性が分かって
勉強が楽しくなるんだよ！
だから、百人一首の１つの句を選んでその句がどんな時に読まれたのか
どういう気持ちで読んだのかを自分なりにで良いから考えてまとめてきてねー
と言われていたとしたら、そしてそのことを家に戻って晩御飯のときに話題になり
親が協力して楽しんでいてくれていたのなら、私は今頃日本史を探求する仕事に
就いていたのかもしれませんｗ
教え方と関わり方は子どもの未来を大きく変えていきます。
芽を摘むのもそのときに興味を沸かして上げられなかった
大人の言動かもしれません。
諦めてしまったのは、
大人の励まし方がその子に合っていなかったかもしれません。
そんなもったいないことにならないように
子どもの性質を理解して欲しいと思います。
まずはベースになる性質の違いを皆さんに簡単にお知らせしていきたいと思い、
今年からウェビナーを開催することにしましたので、是非ご活用くださいね。
さて、また1週間が始まります。
ネガティブなことや寒さで心がふさぎがちになっている人も
多いと思いますが、こんなときだからこそ、百人一首でも
ご家族で楽しんでみてはどうでしょう＾＾
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