朝の連ドラが密かに好きなのですが、今日「おちょやん」が終わってしまいました。
「おちょやん」は朝から結構な頻度で泣きました。上方女優の浪花千栄子を題材に作ったようですが、こんなに優しくて強い女性がこの時代にいたのか!と感心させられたり、1つ1つの問題に丁寧に向き合い人との関係に真面目に向き合ってきたからこそ、気づけば大勢の人に必要とされ、辛い時代をばねにして最終的に多くの人を味方にしてしまったのだろう・・・と思える内容でした。
ヒロインの竹井千代を杉咲花が演じたのも感動を呼ぶ大きな要因だったように思えるので、CMの本数が半端ない彼女の人気にもフューチャーしたいのですが、今日は「おちょやん」の題材になった浪花千恵子さん(竹井千代)のことをPPF的に解析していきたいと思います。
5・12・3
ナトクセウ
彼女のベースになる性質は現場対応能力に長けている「自分軸」です。
先のことなど考えることは出来ない!今を生きることに必死です。。。
瞬間を生き抜くことが得意な性質をしています。この性質の人が(自分らしく育っている人の場合)いることでその場が賑やかになったり、明るくなります。
その性質の特徴は
☑ 働き者
☑ やると決めたことは完璧に結果を出す
☑ 長期的なことを考えるのは苦手
☑ 楽観的
☑ 楽しいことが大好き
☑ 表現することが得意
☑ 感動したら勝手に人に伝えたくなる
☑ 関わった人には慈悲深く接するのが当たり前
☑ 加齢と共に母性が溢れ出る
☑ 職場結婚が多いタイプ
おちょやんを観ていた人はこのまんまじゃーん!
と思ったのではないでしょうか^^
では彼女が上手く育った要因は
☑ 思ったことをそのまま伝えるから腹に残すことがない
☑ 最終的にみんなに愛されることが出来る性質を持っている
☑ 反骨精神が旺盛だから逆境に立ち向かえる
というところでしょう。彼女が関わった人を丁寧に扱うし、親切にするから困ったときに人が彼女のことをしっかりフォローする。要らないものは要らない、欲しいものは欲しいとはっきり言える性質をしているから分かり易くて関わった人は彼女と一緒にいることが楽しく心地よくなってしまう。
というところが彼女が彼女らしく成長し、人から愛された秘訣でしょう。
おちょやんの最終回に、もう立つことはないだろうと思っていた鶴亀家庭劇の舞台に立ちました。ご覧になっていた方はご存知でしょうが、鶴亀家庭劇の座長は千代の元夫です。結婚後も酒を煽り、結婚したのか?というくらい自分勝手に生きていました。遊びならまだよかったものの、同じ座員とひょんなことをきっかけに一夜を共にし、子どもが授かり千代と座長の離婚が決まりました。受け入れられるはずもないその事実を突きつけられて、一夜にして千代は鶴亀新喜劇の舞台となっている道頓堀から姿を消しました。そこから2~3年が過ぎ鶴亀家庭劇の人からのオファーがありました。
既にラジオ劇で人気者になり、チームワークも築かれ、義母から託された血のつながらない娘との生活も楽しく充実に向かっていました。そんな生活が一層されてしまうくらい、また辛い気持ちに引き戻されたらどうしよう・・・と考えた千代はそのオファーを一旦は断りました。
鶴亀家庭劇からのオファーを断ってから間もなく、娘の春子が看護師になりたい夢を勉強が出来ないから諦めるという気持ちを聴きました。
「失敗することが分かっていることをやるのは無駄だからやらない」
この言葉が千代の心に火を点けました。
そう!ここがおちょやん(千代)の「本質」が現れているところです。
冒頭、千代は「自分軸」だとお伝えしました。
自分軸は、自分が出来てもいないことを人に教えられないと考えますし、教わるときもその人が結果を出していないのであれば、言うことを聞かないという選択をします。
そういう性質から自分軸の育て方は
「背中を見せる」という方法です。
おちょやんは娘の存在があったことで、自分が乗り越えところを見せることが
最大限彼女を奮い立たせる方法だと確信したことでしょう。そして守る者の存在で彼女は自分自身を乗り越えることが出来ました。
自分軸のお子さんがいらっしゃる方は是非おちょやんの真似をしてみてはどうでしょう^^ 逆に自分が自分軸だわっ!!!と思っている方でお子さんや部下、後輩が違う場合は関わり方を変えることで簡単に相手の反応が変わるかもしれません。
思い込みと固定概念はどんなに努力をしても正解から遠ざかる道を選ぶことになります。目的を明確にすること、素直に先人の言うことを聞切れて実践してみること。
それが出来ている人が笑顔になれる。
さて、気が付けばもう週末です。
今週末も有意義な時間をお過ごしくださいね^^